【中南米花図鑑】ポインセチア&ダリア 


日本の園芸店には、その時期その時期にしか店頭に姿を見せない植物があります。また、その花が出だすと、ああもうこんな時期なのかと思ったりもします。

クリスマスまでの代表的な花と言えば、ポインセチアですよね。クリスマスを過ぎると見向きもしなくなる。その昔、着生ランを現地で見たいが為にコスタリカに行ったことがありました。バスで移動中、高速道路の大木を見てみると、見たことのある花が咲いている、紅い花、ええっ、ポインセチアではありませんか。いやぁ感動しました。普段日本の背の低いのをホームセンターでしか見たことがなかったので、自然に育つと十数メートルもの大木になるんですね。途中の道路脇のときどき見かけた日本ならお地蔵様ならぬおマリヤ様も印象的でした。ポインセチアの原産地はメキシコ中西部のタスコ付近で、今でも野生種が見られるそうです。名前の由来は、1825年に当時のメキシコ大使ポインセットが米国に導入したことかららしいです。現地の人は何て言っていたのでしょうね。別名は、猩々木、クリスマスフラワーとも言います。最後にあの赤いのは花びらではなく苞、真ん中のプチプチした部分が花です。

<ポインセチア>

ダリア。メキシコからグァテマラにかけて約27種分布する、日本でもおなじみの花ですね。中でも最近は皇帝ダリアが日本の晩秋を賑わせるようになりました。コスタリカでモンテベルデ自然保護区に向かっていたら道が二股になって、気の向くまま右に進んで行きました。しかしどう考えても目的地には着かなさそうな気がして元に戻る途中、3~5メートルの木にどう見てもダリアにしか見えない花が咲いている、そう、今思えば皇帝ダリアの原種でした。名前の由来は、リンネの弟子であるスェーデンの植物学者ダールの業績を讃えてつけられました。別名は天竺牡丹ともいいます。

<ダリア>

 

村上良卓:著


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